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うるふろぐ せぶん

あいろーど中国 第3部

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うぉーじゃお あいらお
たぶん「私は藍狼です」と中国で言えてると思います。


とにかく中国というのは人が多い。これにつきます。
それでいてエネルギーに満ち溢れているのです。

たしかに世界中が注目するのも納得がいきます。

中国では、食事というコミュニケーションは非常に重要視されるようですが、
見事に不機嫌で通したD部長。
こんなんで取引先との今後は大丈夫なのでしょうか。

更新頻度アップのために小分けにしいくよ!第3部!

ちなみに第2部はこちら



D部長がご機嫌だ。
キライだと言うドミニクとの食事会が終わったからである。
藍狼さんとしてはもう少し食べてもよかったのだが、2次会に行くほどL社と仲が良いわけでもない。
次回の訪問時には2次会にでも連れて行ってもらおう。

ドミニクがホテルまで送ってくれた。
「スイスホテル昆山」というホテルだ。
L社の工場は、昆山という町の工業団地の中にあるので、必然的に最寄のホテルはここを選ぶらしい。

しかし、S課長との事前のホテル打ち合わせでは、

<電話で宿泊先の打ち合わせ>
S「ホテルはスイスホテルという4つ星のホテルを押さえておきました。」
藍「4つ星!?それってずごくないですか?」
S「ええ、しかしお国がお国ですから、下手に中途半端なホテル泊まると大変な事になりますよ」
藍「は、はぁ・・」
S「出張計画書のデータ送っておきますから、コピーして送ってください。宿代も記入されてます。」

送られてきたデータを見ると、スイスホテルの料金はなんと180$となっている。
180ドルって・・・18000円くらいですけど・・。
自分の旅行でもこんな高いホテル泊まった事ないよ。。

さて、ホテルについて非常に心配していた件が一つあった。
またS課長との電話打ち合わせで解説しよう。

S「藍狼さん、ホテルのお支払いはどうするつもりですか?」
藍「ええと・・・特に考えていませんでしたけど、何か問題が?」
S「でしたらクレジットカードでの支払いをおすすめしますよ。」
藍「ほほー」
S「入出国のときに余計なエクスチェンジしなくてすみますからね。」
藍「なるほどー」
S「クレジットカードはお持ちですよね?」
藍「持ってますよ。それじゃぁクレジットで支払う事にします。」

とは事前で打ち合わせてはいたものの、藍狼さん、実はクレジットカードを持っていても、
使った事は一度もないのである。
ネットの料金支払いに使った事はあるが、それとこれとは別な気がする。

ホテルの受付では受け付けの女のコ(もちろん中国人)が片言の日本語と英語で対応してくれた。
なんかいろいろ言っているがちんぷんかんぷんだ。

藍「Sさん、この人なんて言ってるんですか?」
S「おお?なにかトラブルですか?」
藍「いや、なにがどうなっているやら・・・」
S「クレジットカードを出せと言ってます。それから、マイレージカードがあればマイレージを
追加してやるぞ、とも言ってます。」
藍「なるほど」

会話が成立せずにちょっと不安げだった受け付けのコもやっと安心したようだ。

そもそもこんな高級ホテルだ、客のほとんどがバイリンガルか英語を使えるのだろう。
藍狼のようなヒアリングオンリー(結局聞き取れなかったが)な客は珍しいのだ。

クレジットカードが完全に女のコの手に渡ってなにやらピコピコやっている間は
非常に不安だったが、クレジットカードと領収書のようなものを渡されてほっとした。

というのも、S課長はこうも言っていたのだ。

S「クレジットは便利ではあるのですが、中国ですから、下手なホテルだとスキミングされます」
藍「えええええええええええ」
S「でもまぁ今回のホテルは4つ星だし、それほど問題ないかと」
藍「ほっ」
S「3つ星でもスキミングされたという話はききますけどね」
藍「あうう・・」

これでスキミングされてたらどうしよう。
という不安も当然あったわけだが、それ以上に初めての海外だったのでスキミングという
ほとんど単語もかすんでいたのだ。

ボーイとよばれるお手伝いさんが荷物を部屋まで運んでくれるというのも初めてだ。
なにからなにまですまぬのう、まさに至れり尽せりだ。
荷物を運んでくれたボーイさんにお礼を言う「Thank you」
ボーイは「You’re welcome」といいつつも何か藍狼を見る目線が訴えている。

なにか俺はミスを犯しただろうか・・・。
はっ、ひょっとして今のタイミングでチップというものを渡すので?
むむぅ、もしそうだとしたら、チップというのは厄介だなぁ、自分の懐の深さをひけらかす事になる。
藍狼さんの懐の場合、「深さ」というよりは「浅さ」だが。

部屋はものすごい広さだ。
ベッドはキングサイズと呼ばれるものだろう、まちがいない。横に寝てもはみ出さない。
なぜかよくわからないが、枕は4つもある。
窓際の丸テーブルには、フルーツが雑然と盛られている。
バナナにオレンジにリンゴ。ナイフとフキンが添えられて”どうぞご自由に”状態だ。

この”フルーツご自由に”状態は、いよいよ高級感を感じさせた。
疲れていたし、少し怖い気がしたので食べなかったが、極上のおもてなしだ。

テレビをつけてみた。

当然中国語の放送である。わけがわからない。
chを変えていくと聞きなれた言語が。日本語だ!
どうやらNHKは中国でも見ることができるようで、とりあえずchはNHKに設定した。

さてと、今回の旅に重要なのは携帯だ。
いや、携帯は当然繋がらないのだが、藍狼さんの携帯に付属のカメラは320万画素という高画素。
普通のデジカメと変わらない画素数を誇る。
出発前に、デジカメを会社のデジカメを持っていくように言われたのだが、
荷物になるし、会社でデジカメが必要になったときに迷惑にもなると断っていたのだ。

今日のL社訪問時に撮影した画像を確認する。よしよし、ちゃんと獲れている。
むお、これはなんだ


そうだ、L社に到着する前、あの殺人的タクシーの中で撮影したんだった。
タイトルは「配線くずを運搬する車両、垂れさがったケーブルが車輪に巻きつけば大惨事の可能性大」
D部長の「中国の運送業界の実態を撮影しておけ」という指令だ。
L社からの製品が日本に到着すると、なかなかの高確率で荷物にダメージがある。
そんなときはL社に愚痴をこぼすわけだが、なんのことはない、中国の運送屋は
荷物のケアというものがまったくなっていないのだ。

ほかにもさまざまな驚きの運送屋が走っていた。
・段ボール荷物に食い込んでほとんど段ボールを切断しつつある固定ロープ
・固定ロープすら使わないで山積みに積み込まれた荷物
・密度300%で運ばれるアヒルの大群(たぶん北京ダック用、その気になればいつでも落ちれる)

こんな状態をカメラに納めるべく、藍狼の携帯はずっとカメラモードになっていたので、
当然のことながら、ホテルに帰ってきたころにはバッテリー残量がのこり1に。充電しなくっちゃ。

ということで、日本で買っておいた中国用のコンセントアダプターをつかって携帯を充電。
そのうちに風呂に入る。

風呂も高級だ。トイレと風呂が同じ部屋にあるとは言え、その部屋自体が広い。
バスタブはガラス一枚で仕切られて、どっかのラブホテルのような様相を呈している。
ビジネスホテルじゃ休まらない体も、さすがにこの風呂ならリラックスできた。

風呂から出た。最高に気持ちいい。
NHKは良く分からないドラマが放映されている。ニュースやれよニュース。情報が得られない。
肝心のNHKが見てても面白くないんじゃする事がない。携帯の充電も完了したし、寝るとしよう。
なんか携帯の充電器がちょっと熱い気がするけど気のせいだよね。

ZZZ

朝になった。ついに中国で一晩寝てしまった。
本当に中国なのか確かめてみる。

うわ、やっぱり知らない街だ。
しかも昨日は夜だったからわかんなかったけど、この町はこんなだったのか。
そして高い!そういえばここは26階。
こんな高いフロアで一晩を明かしたのはもちろん生まれて初めて、そして最後(かな)

ではその驚愕の風景をお見せしよう。

あいろーど中国 第3部_d0019405_22432877.jpg

あいろーど中国 第3部_d0019405_22435873.jpg


これが中国だ。
遠くがかすんで見えないのがお分かりだろう。
近代的な高層マンションのとなりには、いまにもつぶれそうな団地があるのも確認できる。

中国というのは一人っ子政策というのが施行されてずいぶん経つが、それでもまだ人口は多い。
それを考えればこの高層マンションも説明がつく、とそんなことを思った。

しかしドミニクに言わせると、
ド「これらのマンションは、作るだけ作って、入居者はほとんどいない。一体どうしたいのかわからんよ」
いつかこの現状について詳しい人に話を聞いてみたいものだ。
今回の中国の旅、いたるところでこの高層マンション(既設、建設中ふくめて)が立ち並んでいて、
とにかくマンションだらけなイメージなのだが、そこへきて「入居者がたくさんいるわけではない」
という情報は奇妙奇天烈以外のなにものでもない。

さて、今日はもう一度L社に行って打ち合わせのあと、W社に移動。
今日はどんなグルメが待ち受けているのだろうか。

つづく。

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執筆後記
藍狼が泊まったこのSWISSHOTEL昆山は、公式HPもあるのでリンク先を貼って
もよかったのですが、見に行ってみたらポップアップの嵐になってしまいました。
すごく綺麗で豪華なホテルなのでぜひとも自慢がてらに紹介したかったのですが・・

ポップアップなんぼももんじゃい、という方は検索してみてください。

中国のサイトは、普通の企業のサイトでもウイルスが潜んでいたりして、
そういったセキュリティの遅れなども、急成長している国であることがうかがえます。
by airoumaple | 2008-06-11 22:53 | あいろーど

「びすた」っていうのがいけなかったんだよ、このできそこないOSの名前にあやかっちゃったからさ
by airoumaple

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